目 的:災害時において、主に一般避難所等における福祉的な支援活動を担う災害派遣福祉チーム(以下、「DWAT」という。)が、都道府県単位で構築をされ、少しずつその活動の実績をあげている。
当団体では、令和2年度老人保健健康増進等事業を活用し、このDWATの実態を把握するとともに、その有効性を検証し、発災直後に医療的支援によって救い出された命を、中長期的に支えていくために福祉的支援ができることと、その役割を明らかにした。
そこで、令和3年度においては、DWATの活動実績がある都道府県を対象に、その具体的な活動内容(期間、内容、人数、場所等)を明らかにし、今後、初めてDWATの派遣を行う際の参考となるようなデータとして取りまとめると共に課題を明らかにする。
あわせて、実際の活動において、DWATの派遣先となる都道府県または市町村自治体との連携や、派遣先のDWAT等関係団体との連携の実態についても明らかにし、今後の派遣等支援活動を行う際の参考となるようなデータとして取りまとめる共に課題を明らかにする。
そこから、令和2年度の事業では十分に明らかにすることができなかった、都道府県単位のDWATが都道府県域を超えた連携において必要な仕組みやその体制整備のあり方の仕組みを検討することを目的とする。 |